「ライフ爺」の五頭岳夫の壮絶半生とNetflix『地面師たち』での活躍
五頭岳夫の壮絶な人生
五頭岳夫さんは、40代からエキストラとして活動を始めた俳優です。彼の人生は決して平坦なものではありませんでした。脳に破片が残る大怪我を負いながらも、俳優としての道を諦めず、エキストラとして数多くの作品に出演してきました。
おはようございます！《地面師たち》の島崎(佐々木)に多数の嬉しいコメント本当にありがとうございます！島崎の伏線的作品が①大川端探偵所～最後の晩餐(大根仁)②火花=レギュラー缶踏み爺さん(廣木隆一•!!白石和彌ﾎｶ)③教誨師(佐向大)④凶悪(白石和彌)。今も声掛けに感謝です！ pic.twitter.com/madodEfOM2
— 💞五頭岳夫(芸名)👴ゴヅッチ (@rpOVZYYMyHaOK3l) 2024年8月19日
プライベートな一面
五頭さんは新潟県出身で、本名は小林直二（治）さんです。高校卒業後に上京し、自動車整備士として働いていましたが、役者の夢を追い続け、劇団「青年劇場」に入団しました。彼は結婚しており、子供もいます。現在は団地に住んでおり、自治会の役員として中庭の草むしりをするなど、地域活動にも積極的に参加しています。
エキストラから注目の俳優へ
五頭さんは、エキストラとしてのキャリアを積み重ねる中で、映画『八つ墓村』や『砂の器』、さらには『万引き家族』などの名作にも出演してきました。彼の自然な演技は多くの人々に感動を与え、SNSでも「本当にその辺にいるおじいさんにしか見えない」と話題になりました。
Netflix『地面師たち』での役柄と撮影エピソード
Netflixのドラマ『地面師たち』では、五頭さんは地主になりすます老人役を演じ、そのリアルな演技が大きな反響を呼びました。この作品は、不動産詐欺を題材にしたクライムサスペンスで、五頭さんの演技が作品に深みを与えています。
撮影中には、いくつかの興味深いエピソードがありました。例えば、劇中で五頭さんが「ライフのほうが安いので」と答えるシーンは、実際に豊川悦司さんの声がイヤホンから聞こえてきたため、驚いて自然な反応を見せたものです。
また、綾野剛さんとのシーンでは、綾野さんの機転でアドリブが生まれました。五頭さんが演じる佐々木老人が写真を見づらそうにしていたため、綾野さんが演じる辻本拓海が写真を手に取って指を動かし、合図する演技が生まれました。このアドリブは、役者同士のキャッチボールのようなもので、シーンにリアリティと深みを加えました。
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出演年表
映画
- 1974年: 『砂の器』 - 羽後亀田署・工藤 役
- 1977年: 『八甲田山』 - 鬼島軍医 役
- 1977年: 『八つ墓村』 - 落武者 役
- 2007年: 『図鑑に載ってない虫』 - ホームレス 役
- 2009年: 『ディア・ドクター』 - 大竹清 役
- 2010年: 『おとうと』 - みどりのいえ住人 役
- 2018年: 『万引き家族』 - 駄菓子屋常連客 役
- 2023年: 『車軸』 - 田村治夫 役
- 2024年: 『若武者』 - 百田 役
ドラマ
- 1985年: 『澪つくし』 - 漁師銀次 役
- 2000年: 『池袋ウエストゲートパーク』 - すし職人 役
- 2002年: 『木更津キャッツアイ』 - 英語の先生 役
- 2010年: 『相棒 Season8』 - タケノコ掘りの夫 役
- 2017年: 『精霊の守り人II 悲しき破壊神』 - 白髪の老人 役
- 2021年: 『青天を衝け』 - 山口常左衛門 役
- 2023年: 『弁護士ソドム』 - 横手栄一郎 役
- 2024年: 『地面師たち』 - 佐々木老人 役
まとめ
五頭岳夫さんの半生は、困難を乗り越えながらも俳優としての道を歩み続けた壮絶なものでした。プライベートでも地域活動に積極的に参加し、家族と共に充実した生活を送っています。Netflix『地面師たち』での活躍を通じて、彼の演技が再び注目を集めています。今後も彼の活躍に期待が高まります。
原作小説家の新庄さんについてもまとめてみました。