4月29日に開催された全日本選手権で、柔道界のスター兄妹・阿部一二三と詩が再び脚光を浴びた。兄の圧巻の一本勝ちを目の当たりにした詩は、驚きと尊敬を込めて「本当に同じ血が通っているのかな?」と語った。彼女が見た“兄の柔道”は、ただの勝利ではなく、彼女自身の目標や覚悟に火をつける出来事だった――。
柔道・阿部兄妹の絆
兄の一本に妹が涙
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✅ 見出し | 要点 |
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▶ 阿部詩はなぜ注目されたのか? | 世界王者を目指す24歳、再びの「世界一」へ覚悟を語った |
▶ 全日本選手権で何が起きた? | 兄・一二三が2階級上の相手を一本勝ちで撃破 |
▶ 驚きと尊敬の理由 | 詩は兄の“自分の柔道”に衝撃を受け、刺激を受けた |
▶ 今後の挑戦 | 詩は将来的に無差別級への出場意欲も示唆 |
ここから先は、兄妹のドラマと柔道界の未来が交差する本編へ──
全日本選手権で阿部一二三が見せた圧巻の一本とは?
2025年4月29日、日本武道館で行われた全日本選手権――体重無差別で争われるこの大会において、男子66キロ級の王者・阿部一二三は、あえて2階級上の選手に挑んだ。
試合は開始早々から動いた。相手のパワーに対して阿部は恐れず前に出て、自らの技で勝負に出る。そして見事な一本。畳に突き刺さるような投げ技に、会場はどよめいた。
この勝利は、単なる一戦の勝利ではない。体格差やリスクをものともせず、「自分の柔道を貫く」という阿部の哲学を体現した一瞬だった。妹の詩もその姿に感銘を受け、試合後には「兄が選んだのは自分の柔道を貫くという戦い方。それがすごく尊敬できます」と語っている。
阿部一二三と詩は、これまでも互いの試合を支え合ってきた。しかし今回の全日本では、兄の強さと柔道観が、妹に深く影響を与えたのが印象的だ。
一二三の勝利がもたらしたのは、単なる“刺激”ではなく、“信念”の伝播である。「勝ち方ではなく、何を信じて戦うか」。兄妹の会話には、互いを高め合う静かな情熱があった。
兄妹が口にした共通のキーワード
「自分の柔道」
「信じる形で戦う」
「挑戦は続く」
兄妹の影響関係
全日本選手権に兄・一二三が出場
↓体重無差別で2階級上の相手に一本勝ち
↓試合を観戦していた妹・詩が衝撃を受ける
↓自らの柔道の在り方を再確認
↓世界選手権への覚悟がさらに明確に
阿部詩はなぜ注目されたのか?
東京五輪の金メダリストであり、現在も女子52キロ級の第一人者として名を馳せる阿部詩(24=パーク24)。5月3日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた公開合宿では、6月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)に向けた意気込みを語った。
「もう一度世界一になるための、自分との闘いになると思っています」。淡々と語るその言葉には、静かな闘志がにじんでいた。兄・一二三が出場した全日本選手権を観戦し、目の当たりにしたその戦いぶりが、彼女に新たな火をつけた。
「兄妹ながら、本当に同じ血が通っているのかな?と思った」と語るほど、兄の勝利には驚かされたという。2階級上の選手相手に、迷いなく自分の柔道を貫いた一二三。その姿に、詩は心からの尊敬を抱き、自身の柔道を見つめ直すきっかけとなった。
阿部詩の注目度は、単なる五輪メダリストという枠を超えている。彼女が持つのは「兄妹で世界を制した」という物語性、そして勝ち続けることへの葛藤を含んだ人間的魅力だ。
SNSでも今回の合宿発言を受け、「兄を見て奮起する詩ちゃん尊い」「家族愛と柔道愛、どっちも強い」といった声が相次いだ。こうした感情接続の強さが、阿部詩の“物語”を支持する土台となっている。
「兄の柔道を見て素直にリスペクトする姿が素敵」
「詩ちゃんの覚悟が伝わった」
「2025年も阿部兄妹の年になる予感」
阿部詩は今後どう進む?ロサンゼルス五輪も視野に
今回の合宿では、詩は明確に「世界一」の目標を掲げた。その舞台は6月の世界選手権。だが、それは通過点に過ぎない。本人の視線の先には、2028年のロサンゼルス五輪がある。
また、これまで一度も出場していない「全日本女子選手権(体重無差別級)」への挑戦についても、「日程的に難しいが、機会があれば挑戦したい」と前向きな姿勢を見せた。
無差別級での戦いは、柔道家としての“総合力”が問われる。兄の背中を追い、自らも新たなフィールドへ踏み出す意志――そこに詩の新章が始まっている。
✅ 見出し | 要点 |
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▶ 兄の試合の衝撃 | 無差別での一本勝ちに詩が驚きと尊敬を表明 |
▶ 世界選手権への覚悟 | 6月ハンガリー大会で「再び世界一」に挑む |
▶ 無差別級出場は? | 試合経験はなし、将来的に挑戦の意志あり |
▶ 五輪視野の調整 | ロス五輪に向けたスケジュール調整も始動中 |
この先、阿部詩が描く未来図は、どんな試合よりも熱い。
兄妹であるという奇跡、それぞれの柔道
「一緒の血が通っているのかな?」
そう問いかける言葉に、妹は戸惑いと敬意を込めていた。だが、それは疑いではない。
むしろその違いを認め、互いの強さを尊重し合えるからこそ、2人は“阿部兄妹”でいられる。
柔道という道は孤独である。しかし、同じ道を歩いている存在がいることは、孤独を支える光にもなる。
その光に照らされ、詩は再び「世界一」へと向かうだろう。
兄妹の柔道は、まだ“序章”にすぎない。
【FAQ】
Q1. 阿部詩が次に出場する大会は?
→ 2025年6月開催の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)です。
Q2. 阿部一二三は体重無差別でいつ戦った?
→ 2025年4月29日の全日本選手権で、2階級上の選手に一本勝ちしました。
Q3. 阿部詩は全日本女子選手権に出たことがある?
→ ありません。本人も「機会があれば挑戦したい」と語っています。
Q4. 今後の五輪での目標は?
→ 2028年ロサンゼルス五輪への出場・金メダルが長期目標です。
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