MLB・ドジャースが2日連続で満塁本塁打を浴びる衝撃展開。9日は佐々木朗希が中5日登板で降板後に同点被弾、前日は山本由伸も同様の流れで失点。SNSでは驚きと不安の声が広がる中、ロバーツ監督の采配やリリーフ運用への疑問も浮上。チーム再建の鍵とは?
佐々木朗希またも
四球起点で同点被弾
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MLBロサンゼルス・ドジャースが、わずか2日間で2戦連続の満塁本塁打被弾という痛恨の展開に見舞われた。9日(日本時間10日)の試合では、先発・佐々木朗希が4点リードを守り切れず降板。その直後、2番手がグリエルに同点満塁弾を許すという悪夢のような展開が繰り返された。前日の山本由伸と同様、四死球が引き金となって生まれた“満塁劇場”に、SNSでは「えぇ…」「また満塁ホームラン?」という声が噴出。今、ドジャース投手陣の運用と調整に注目が集まっている。
ドジャースはなぜ2戦連続で満塁弾を浴びたのか?
◆ 佐々木朗希の投球内容に問題はあった?
9日の試合に先発した佐々木朗希は、メジャー挑戦2戦目にしてプロ初の中5日登板に臨んだ。序盤から制球に苦しみ、初回にいきなり3失点。以降も安定せず、5点リードをもらった中盤でも四死球を連発し、結局5回途中で降板。61球で自己ワーストの5失点、防御率も4.72に悪化した。
被弾までの展開
5回、先頭打者マルテにフルカウントから四球。ここで交代し、リリーフがさらに満塁を招くと、7番グリエルに左翼スタンドへの同点満塁弾を浴びた。試合後は大谷翔平と山本由伸の隣でベンチから見守っていたが、悔しさが滲む表情だった。
◆ 山本由伸の前夜と何が似ていたのか?
前日の山本由伸も、試合中盤の先頭打者四球→満塁→満塁弾という流れをたどっていた。4回、四球・内野安打・死球で無死満塁とされ、6番モレノに真ん中直球を右翼スタンドへ運ばれた。
これらの点で、佐々木と山本は“異なる投手”でありながら、“同じ流れで崩れた”という共通の教訓を残すことになった。
◆ Xで話題になった主な反応は?
X(旧Twitter)では、「ダイヤモンドバックスさんマジ怖い」「昨日も今日も満塁HR…」「ドジャース、リリーフの負担がエグい」といった声が飛び交い、ファンの不安と落胆が広がった。
「どちらも先頭四球から四死球でHRだってさー」
「えぇ…昨日と全く同じ展開なんだけど」
「AZ、つよー。抑えるイメージがわかん」
SNSの波形では、グリエルの満塁弾直後に“爆発的反応”が発生し、ドジャースの戦術や育成方針にも再注目が集まっている。
2人の投球に共通する“初球の怖さ”
山本・佐々木いずれも、初球の入り方に苦心していた。特に、山本はストライクが入らずカウントを悪くし、佐々木はフルカウント勝負が多く、結果的に四球を招いた。いずれも“球威”があっても“入りの制球”が不安定だった点は共通している。
また、どちらも四死球後に迎えた下位打線に痛打された点は見逃せない。疲労・中5日・球場特性など複合的要因があるが、“1球目のコントロール”がゲーム全体を左右した可能性が高い。
初球が甘く入りがち
フルカウントまで引っ張られる傾向
下位打者への油断とスプリットの不安定化
📊 山本由伸 vs 佐々木朗希(連続被弾時)
要素 | 山本由伸(5月8日)/佐々木朗希(5月9日) |
---|---|
被弾前の流れ | 四球→内野安打→死球/四球→中安→四球 |
満塁HRを打った選手 | モレノ(6番)/グリエル(7番) |
カウント状況 | 無死満塁/2死満塁 |
投球内容 | 148km直球/シンカー(内角低め) |
その後の展開 | 敗戦濃厚に/4点リード帳消しに |
試合展開と投手交代のタイミングは妥当だった?
◆ ロバーツ監督の采配に批判はあるか?
佐々木朗希がフルカウントの四球を出した段階でロバーツ監督が動いたのは、早期の“火消し”を意識した判断だったと考えられる。しかし結果的に投入されたバンダがピンチを拡大し、同点弾を浴びたことで、「あの交代は正しかったのか?」という声が浮上している。
佐々木はすでに61球を投げており、球威と制球のバランスが崩れていた。ローテの中5日登板というリスクを踏まえると、交代は妥当なタイミングとも受け取れる。しかし、リリーフの失点リスクと佐々木の“勝利投手の権利目前”という状況が交錯し、賛否を呼んでいる。
◆ 満塁ホームランが生まれた流れとは?
9日の試合では、2番手・バンダが中前打→四球→内野ゴロで2死満塁とし、迎えたグリエルに初球のシンカーをスタンドに運ばれた。特筆すべきは、この場面でも「先頭四球からの流れ」で満塁弾が発生している点である。
グリエルの打撃分析
インコース低めの球に強い傾向があるグリエルに対し、初球から内角に攻めた選択が裏目に出た。2球目を迷わず振り抜き、同点に追いつく満塁本塁打を放った。相手バッターのデータと“勢い”を見誤った結果とも言える。
🔄 2試合連続の満塁弾までの流れ
【共通パターン】▶ 先頭四球
↓
【状況悪化】▶ 内野安打 or 四球追加
↓
【無死/二死満塁】▶ リリーフ交代後もピンチ継続
↓
【対戦打者】▶ モレノ(8日)/グリエル(9日)
↓
【結果】▶ 満塁本塁打→ 試合の流れを一変