巨人の新戦力リチャードが5番・三塁で2戦連続スタメン。前日はソロ弾を放ち、5月13日も豪快な打撃で打線をけん引。岡本和真の離脱で流動的となった中軸にはキャベッジが4番に入り、2番には増田陸が起用された。先発マウンドには24歳の誕生日を迎えた井上温大が登場し、「気持ちで負けない」と意気込んだ。世代交代が進む中、巨人打線の新たな形が見えてきた。
巨人リチャード
2戦連続スタメン
広告の下に記事の続きがあります。ペコリ
【巨人】リチャードが「5番三塁」で2戦連続スタメン 新布陣で打線改革進む
| ✅ 起用選手構成 | 若手＋新戦力で布陣を再構築 |
|---|---|
| ▶ リチャード | ソロ弾含む2安打で2試合連続スタメン |
| ▶ キャベッジ | 4番で中軸任される存在感 |
| ▶ 井上温大 | 誕生日登板に向けて気持ちを強調 |
リチャードはなぜ5番三塁で起用されたのか？
試合成績で示した「即戦力」の存在感
12日の広島戦でプロ野球ファンに鮮烈な印象を与えたのが、巨人に新加入したリチャード選手だった。初戦の第5回に放ったソロ本塁打は、チームにとってもリチャードにとっても大きな一打となり、4打数2安打1打点という結果を残した。彼はソフトバンク時代にウエスタン・リーグで5年連続本塁打王、3年連続打点王に輝いた逸材。新天地でもその打棒は健在である。
岡本の不在を埋める重責と打順の狙い
主砲・岡本和真選手の不在により、巨人は中軸の再編を迫られた。4番には今季好調のキャベッジ選手が入り、2番には増田陸選手、そして5番にリチャードが座る形となった。この構成は、岡本の抜けた穴を「複数人で埋める」配置であり、リチャードはまさに“流れの中核”を担う起用となっている。
誕生日登板の井上温大が先発へ
先発マウンドに立つのは、ちょうどこの日に24歳の誕生日を迎えた井上温大投手。今季ここまで6登板で2勝2敗、防御率2.43と安定感あるピッチングを見せており、「前回は広島にやられたので、気持ちで負けずに挑みたい」と闘志を語った。
起用変更のビフォー・アフター
| 起用変更前（岡本在籍時） | 起用変更後（5月13日） |
|---|---|
| 4番三塁：岡本 | 4番右翼：キャベッジ |
| 5番一塁：中田 | 5番三塁：リチャード |
| 2番左翼：秋広 | 2番一塁：増田陸 |
キャベッジと増田陸の配置の狙いは？
キャベッジ選手は今季、打率.289・6本塁打・14打点と好調を維持しており、4番としての信頼を勝ち取った。増田陸選手も、代打としての実績を経てスタメンに抜擢され、5月9日のヤクルト戦では1009日ぶりの本塁打を記録した。岡本の不在はチームにとって大きな痛手ではあるが、その影響を最小限に抑えるべく、若手・中堅の融合で乗り切ろうとする姿勢が見て取れる。
岡本不在の“主軸分散”戦略が進行中
若手×中堅の融合型スタメン
リチャード＝打線中央の潤滑役
井上温大の誕生日登板はどう評価されたか？
「気持ちで負けない」若き左腕の覚悟
13日に24歳となった井上投手は、今季ここまでの成績もさることながら、今回の広島戦を特別な意味で迎えていた。前回の対戦では打ち込まれた悔しさがあり、「もう一度ここで」と舞台を同じマツダスタジアムに移しての登板となった。コメントでは「気持ちで負けないように」と何度も繰り返し、特別な試合であることを隠さなかった。
若手主体の布陣との“世代連携”
この日のスタメンには浅野、増田陸、リチャードといった20代の選手が多く名を連ね、井上自身も含めて“同世代”がチームの主軸を担っている構図となった。世代が近いことからくる一体感が生まれやすく、若いチームの勢いがそのまま試合に表れる可能性も高い。
井上温大・誕生日登板の流れ
誕生日を迎える
↓
前回の広島戦での雪辱を意識
↓
「気持ちで負けない」決意
↓
リチャード・増田陸ら若手と連携
↓
勢いある初回を目指す投球スタート
| ✅ ポイント整理 | ▶ 要点 |
|---|---|
| ▶ 井上の意気込み | 「気持ちで負けない」強い姿勢を強調 |
| ▶ 若手中心の打線との連携 | リチャードや浅野との同世代構成に注目 |
| ▶ ベンチの期待 | 攻撃の勢いを活かし、投球でも流れを生むよう期待される |
今後の巨人の打線再編はどうなるのか？
岡本不在の影響と復帰時期
岡本選手の復帰時期は未定だが、阿部監督は「今の形にも自信がある」と話し、リチャードやキャベッジ、増田陸といった新戦力の台頭が想定よりも早く進んでいることを評価している。
若手の活躍が未来を左右する
この日もスタメン起用されたリチャードが中心を担い、増田陸が2番、浅野が8番と、かつては控えだった選手たちが“試される立場”から“期待される立場”へと変わってきている。岡本の復帰後も、これらの選手たちの結果が競争を生み、新たなレギュラー争いへとつながる可能性がある。
打線が変わればチームが変わる。それはいつの時代もそうだ。岡本という柱が抜けた今、代役ではなく「新たな柱」を探すタイミングが来ている。リチャードや増田陸の名前が、その候補として挙がる現実。だが彼らは代役ではない。「未来形の正解」でなければならない。
問われているのは、結果ではなく“この数試合に意味があるのか”。若さに賭ける決断。それがいま、マツダの空に試されている。
| ✅ H2見出し | ▶ 要点まとめ |
|---|---|
| ▶ リチャード5番起用 | ソロ弾などの活躍で中軸の柱へ |
| ▶ 井上の誕生日登板 | 意気込みと若手打線との連携が光る |
| ▶ 打線再編の行方 | 岡本不在でも新戦力が奮闘、今後の布陣にも影響を与える可能性あり |
FAQ
Q1. 岡本和真の復帰時期は？
A. 正確な時期は未定で「経過観察中」との発表。
Q2. リチャードは今後も5番を任される？
A. 現在の結果を維持すれば、定着する可能性が高い。
Q3. 若手起用の狙いは？
A. 岡本不在による主軸分散と世代交代を同時に進める意図がある。